豊田市自然観察の森 1/30(日)
本日も朝から豊田市自然観察の森にてイベントに参加してきました。
朝方少し雪が降ったようで、原付によって移動する僕にとって辛い寒さとなりました。
さて、今日の観察会のテーマは『虫の冬越し観察会』です。
虫がどうのように越冬しているのかを、朽木や土を崩しながら観察してきました。
本日は日曜日で、更にテーマが昆虫ということで、いつもより子供たちが多く参加していると感じました。
また、本日のイベントを撮影するためにケーブルTVのカメラマンの方が来ていました。
子供たちを写しにきたとは分かっていても、カメラがあるとすこし緊張しますね(´・ω・`)
取材した内容は、2/1(火)ひまわりネットワーク『とよたNOW』で紹介されるようです。
もしも放送されたニュースに、独りぼっちで虫を観察する20代前半の男が出てきたら、それは僕です。
温かい目で見守ってあげてください。
前回の記事で書いたように今回はデジカメを持っての参加です。
勉強してきたことを写真と共に紹介したいと思います。
雪が少し残っています。
ヒメカマキリは基本的に樹上で生活するそうです。
僕達が普段よく見る小さいカマキリはコカマキリなんでしょうか。
・オオカマキリの卵
やはりコカマキリ、ヒメカマキリ、ハラビロカマキリと比べるとかなり大きな卵です。
・看板の裏で越冬するヨコヅナサシガメ
ヨコヅナサシガメは普段樹皮の隙間などで越冬するそうですが、こんなとこにもいるんですね。
下の写真についてですが、撮影したときは奥のクモの存在に気が付きませんでした。
虫の中には本当に隠れるのが上手なものがいます。
・朽木の中で越冬するコアシダカグモ
手足をぎゅっと縮めて寒さに耐えています。
手で触ってもわずかにしか動きませんでした。
絶滅危惧種の大ゴキブリです。
朽木の中で越冬していました。
オオゴキブリは自然の中に生息するもので、家庭の台所などでは見られない昆虫です。
僕は台所のゴキブリは触れませんでしたが、このゴキブリに関しては抵抗なく触れました。
・朽木の中で越冬するクワガタムシの幼虫
子どもに大人気、クワガタムシの幼虫です。
ある意味今日の主役です。
本当にみんなが探していたのはカブトムシの幼虫でしたが、モグラに食べられたのか本日は見ることができませんでした。
そこで代わりに朽木の中のクワガタを探すことにしたわけです。
クワガタの幼虫のおしりは人間と同じように縦に割れるそうです。
一方カブトムシの幼虫は横に割れるんだとか。
住む場所もサイズも違うためぱっと見て分かるものですが、こんな見分け方もあるんですね。
はっきりと巣の形が分かります。
シロアリは蟻の仲間ではなくゴキブリの仲間なんですね。
さすがに人目もあり摘まんでそのまま口へ、ということはしませんでしたが、一度食べてみたい昆虫のひとつです。
思ったよりも小さな幼虫でした。
生まれたばかりなのかな?
カミキリムシの幼虫は、幼虫の中でもかなり美味しい部類に入るそうです。
これも食べてみたかった。
体は松脂のようにベトベトしているそうです。
先週はこの穴の中にスズメバチの女王蜂が越冬していました。
カマドウマは雑食だそうなので、スズメバチは食べられてしまったのでしょうか。
ちなみにこの穴自体はカワセミが掘ったのではないか、という話でした。
・マイマイガの卵
この土みたいなものは、マイマイガの羽に包まれたマイマイガの卵です。
マイマイガは毒蛾ですが、毒のある羽を卵にくっつけることで卵を守っているそうです。
でもどうしてもお腹が空いた鳥なんかには食べられてしまうみたいです。
オサムシですね。
オサムシには羽がなく、飛ぶことができません。
したがって川を渡ることができないため、各地方のオサムシはご当地の特徴が色濃く出るそうです。
以前マイマイカブリでも同じような話を聞いた気がします。
今回はかなり寒かったですが、時間を忘れて楽しむことができました。
ただ、観察に飽きた子供たちが生きている木の枝を折ってしまったり、ガイドさんの言う事を聞かなかったりという場面も見られました。
親御さんはせっかく自然の素晴らしさを子供に教えようと森に来ているのだから、こどものそういった行動を諌め、自然を大切にするよう教えないといけないと感じました。